研究開発方針

世界の医療技術は加速度的に進化し続けています。また、医療の変革とテクノロジーは一体的な取り組みによって絶え間なく高度化しています。私たちは治療原理の革新や治療環境の充実を主眼に、独創的新機能の創造、新素材の応用研究、従来機能の改良や周辺機器研究に、新しい発想で取り組んでいます。

研究開発活動の方針
当社の研究開発は、「開発管理規定」に定められた、次の方針に則った活動を行っております。
  • ①医療機器以外の設計・開発は行わない。
  • ②世界一の品質以外は目指さない。
  • ③製品寿命の短い製品の設計・開発は行わない。
  • ④ニッチ市場以外に参入しない。

分野別研究開発について

医療の変化と技術の進歩に対応していくために、医科手術分野及び歯科治療分野における今後の事業の核となるような製品の研究開発と、そのシーズとなるような技術の研究開発を進めております。同時に従来製品改良技術、生産技術、管理技術等の研究開発を行っております。
現在の研究開発は、外科治療機器、眼科治療機器、縫合針:アイレス・アイド、歯科治療機器のそれぞれの分野毎に新製品開発と従来製品改良技術の研究開発を行っております。さらに、共通的研究テーマとして、特許等の知的財産管理、IT等システム開発、滅菌・安全性などを手がけております。

外科治療機器

手術用機器全般の製品、具体的にはステイプラー、骨用整形機器など、その関連機器の開発を続けております。特に骨と心臓血管分野で低侵襲手術対象の新製品やインプラントも含めて長期的視野に立った製品開発の研究を続けております。

眼科治療機器

眼科手術機器、具体的には縫合機器、眼科ナイフなど、その関連機器の開発を続けております。硝子体手術に使われる機器の開発をはじめ、眼科ナイフでは極小切開白内障手術の普及に伴い切開幅に合わせた品番を開発し、先生方の要求に木目細かく対応して顧客満足を高めています。

縫合針:アイレス・アイド

縫合針:アイレス・アイドの改良および開発を主に、特に連続縫合での切味の持続性向上を追求するとともに、安全性を保ちつつ、更に曲げ強度向上、持針器とのマッチング等把持特性向上、その他使い易さ等を追求しております。さらに、縫合針に取り付ける糸との関係についても研究を行っております。

歯科治療機器

歯内・補綴・歯周治療の機器を中心にした歯科治療製品を開発しております。具体的には歯科用根管治療機器、歯科用回転治療機器、縫合機器及びその周辺機器を開発しております。さらに、従来の関連治療機器ならびに精緻治療のための光学治療機器の開発も長期的な視野に立ち継続しております。